家と暮らしのお役立ちコラム

住宅展示場の見学・回り方のポイントとは?【初めての方におすすめ】

注文住宅を建てたいと思った時にさまざまなハウスメーカーのモデルハウスを見ることができる住宅展示場は、家づくりへのイメージを具体的にするのに役立ちます。一方で、事前準備なしにふらっと訪れてしまうと、効率的に見学することができず、消化不良に終わってしまうこともあるようです。この記事では、住宅展示場を見学する際に準備しておきたいことや、現地でのチェックポイントについてご説明します。せっかく時間をかけて見学するのですから、自分に必要な情報が得られるようしっかり事前準備をしておきましょう。

住宅展示場を見学するメリットは「実際に体感できること」

「モデルハウスに実際に入って、室内を見たり触ったり体感できる」

これが住宅展示場を見学する最大のメリットです。壁や床材の質感、キッチンやトイレなどの住宅設備、延べ床面積と実際に感じる広さの違い、外観のイメージ・デザイン性などを実際に体感することで、そのハウスメーカーへの印象や家づくりに対するイメージをぐっと膨らませることができます。

また様々なハウスメーカーから話を聞くことで、工法や省エネ性能など住まいに関する知識を深めつつ、お願いするハウスメーカーを比較・検討することができます。

初めての住宅展示場、事前に準備しておくべきことは?

住宅展示場

住宅展示場にはさまざまなハウスメーカーが出展しています。では効率よく見学するためのポイントを見ていきましょう。

どの展示場に行くか決めよう

すでに検討しているハウスメーカーがある場合は、そのハウスメーカーが出展している住宅展示場を探す必要があります。たいていのハウスメーカーはホームページにどの住宅展示場に出展しているか記載しているので、確認してみましょう。

もし特に検討するハウスメーカーが決まっていない場合は、まずどの住宅展示場に足を運ぶべきか考えてみましょう。住宅展示場によっては、ある特定のテーマ(「ハイグレード仕様」「長期優良住宅」「敷地40坪程度の一般的な住宅」「都市型最新モデル」など)に沿った住宅のみを集めて展示している場合もあります。自分たちの条件や好みに沿ったモデルハウスが見られる展示場を選びましょう。

話を聞くハウスメーカーは2~3社に絞ろう

50棟以上のモデルハウスが並ぶ広大な展示場もありますが、家の中をよく見たり営業担当者の話を聞いたりしていると、1棟あたり数時間程度かかることも多いので、予め2~3社に絞っておくのがおすすめです。

実際、総合住宅展示場来場者アンケート2019調査報告書によると、住宅展示場のモデルハウスに入る件数は平均で2.54棟。半数以上の人が2棟以内と回答しています。

来場予約をしよう

基本的には予約なしでも見学することはできますが、待ち時間を減らすために来場予約をしておくことをおすすめします。特に土日は混みあうことも多く、場合によっては説明してくれる営業担当者がいないということも起こり得るのでなおさらです。

さらに可能であれば当日の営業担当者とのやり取りをよりスムーズに行うために、予約の際には家族構成・予算・相談したい内容などを記入しておくと良いしょう。

来場予約は各ハウスメーカーのホームページから行うことができます。

» 北洲ハウジング住宅展示場への来場予約はこちら

動きやすい服装で

服装は「動きやすい服装」「歩きやすい・脱ぎ履きしやすい靴」が基本です。住宅展示場内では階段を上り下りしたり、実際に設備を体感したりと、意外と身体を動かします。またモデルルーム内は土足禁止の場合が多いため、脱ぎ履きしやすい靴で参加するとスムーズです。

質問事項をまとめておこう

ハウスメーカーの担当者に聞いておきたい内容を予めまとめておきましょう。家に関することであれば、基本的にどんなことでも相談に乗ってもらえるはずです。

特に複数のハウスメーカーを検討している場合は、同じ質問をしてみることで各社の質問を比較できるので、検討時の参考材料となります。

また、もし理想の間取りや外観の写真・切り抜きがあれば、自分たちのイメージを営業担当者に伝えやすくなるので持っていくと良いでしょう。

具体的にどのような質問をすればいいのかについては次の章でも解説しますが、例えば以下のような質問をしてみるのがおすすめです。

  • そのメーカーの強み(工法の特徴や省エネ性能、デザイン性など)
  • 自分たちの予算内でどのような家が建てられるか
  • 実現したい間取りや設備があれば、それが可能かどうか
  • アフターメンテナンス体制について
  • 住宅ローンの組み方や補助金制度、住宅取得に伴う税金について

住宅展示場で見るべき・確認すべき6つのポイント

モデルハウス見学当日は、自分たちがあらかじめ決めておいた「見たいポイント」を中心に見学しましょう。ここではおすすめポイントを6つご紹介します。

大きさ・寸法

大きさ・寸法

モデルハウスは通常、一般的な住宅よりも高いグレードで建てられていることが多いです。それを踏まえたうえで、気に入った間取り等のサイズを確認しておきましょう。例えば、見学したモデルハウスで「これぐらいの広さのリビングが欲しい」と思ったなら、実際にそのリビングが何畳ぐらいかを営業担当者に確認してみてください。吹き抜けが希望であれば、天井の高さを聞いてみましょう。使いやすそうな収納スペースや住宅設備が見つかったなら、寸法を測って記録しておくと、実際に家の間取りを考える際にイメージしやすくなります。

工法

木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

住宅にはさまざまな工法があり、どの工法を選ぶかによってメリット・デメリットが異なります。希望の間取りや構造があれば、そのハウスメーカーが採用している工法で実現可能かどうかを確認すると良いでしょう。

ここでは数ある木造の住宅工法のうち、代表的なものを二つご紹介します。

木造軸組工法(在来工法)

日本の伝統的な工法で、現在も国内の住宅工法の主流として高いシェアを占めます。外壁や屋根、間取りの自由度が高く、開口部が広く取れる点がメリットとして挙げられます。

ツーバイフォー工法(2×4工法)

フレーム状に組まれた木造の枠組材に構造用合板などの面材を打ち付け、壁と床、屋根を一体化させるように組み立てる工法です。1974年に日本の住宅工法として導入されて以来、右肩上がりで着工数を増やし続けています。ツーバイフォー工法の発祥の地であるアメリカでは、すでに200年以上の以上の長い歴史を持つ工法です。耐震性や耐火性、断熱性・気密性といった住宅性能に優れています。

住宅工法について詳しく知りたい方はこちらのページもおすすめです。
» ツーバイシックスとは?ツーバイフォーと比較したメリット・デメリットについて

住宅性能

断熱性・気密性などの省エネ性能は、住み心地に大きな影響を与えます。住宅性能の高い家を建てるには建築費が多めにかかりますが、「夏や冬も快適な環境で過ごせる」「月々の光熱費が安くなる」「結露などのトラブルが発生しにくい」といった多くのメリットが得られます。

▼性能の高い家について知りたい方はこちら
» 高性能住宅とは?高性能住宅の基準とメリット・デメリットについて解説

» 快適な家づくりを実現する3つのキーワード【断熱・気密・換気】

» 寒さに強い家の特徴とは?【冬に暖かい住まいを実現しよう】

また「快適さ」に加え、耐震性・耐火性などの安全性能も大切です。災害への対策にどのくらい力を入れているかについても、併せて確認しておきましょう。

▼「災害に強い家づくり」について知りたい方はこちら
» 地震や台風に強い頑丈な家づくりのポイント【災害に強い戸建て住宅】

住宅設備

キッチンやバス、トイレなど、住宅設備のデザイン・機能面もしっかり確認し、気に入った設備が見つかった場合は、メモを取っておきましょう。ただしモデルハウスに展示されている住宅設備は、ハイグレード・フルオプションものを採用しているケースも多いもの。その設備がオプション仕様なのか、標準仕様はどのようなものか…等ついて確認しておくと、あとで予算とのギャップが起きにくくなります。

動線

生活動線(帰宅時、家事時、来客時など)をイメージして、実際にモデルハウスの中を歩いてみましょう。便利だなと思った間取りはメモしておきます。担当者にもそのモデルハウスの動線のこだわりなどを聞いてみるといいでしょう。外構周りについても、駐車場や駐輪スペースへの動線や、雨に濡れないかどうか、など具体的にシミュレーションしてみてください。

インテリア

モデルハウスのインテリアにも、各ハウスメーカーのこだわりが詰まっています。好みのモデルハウスを見学すると、インテリアへのイメージも具体的になるでしょう。気に入った家具やレイアウト、カーテン、床や壁の配色などが見つかったら、メモに控えておきましょう。

見学後は早めに情報整理をしよう

住宅展示場で得た情報や印象を忘れないうちに、メモや写真の内容と照らし合わせつつ、行って感じたこと・疑問点などをまとめておきましょう。しっかり振り返りをすることで家に対するイメージが固まり、「気になるハウスメーカーの見学会に参加する」「別の住宅展示場に行く」など、次にどうするべきかが見えてきます。

北洲ハウジングのモデルハウス

注文住宅を手掛ける北洲ハウジングの家も、住宅展示場で実際にご確認いただけます。北洲ハウジングの家に興味を持っていただけましたら、ぜひ一度お近くの展示場へお越しください。

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