設計開発者ブログ
【クロス・ラミネーティッド・ティンバー】 ②実際に用いられた建物
前回は「CLT」とはどういったものか?ということに触れましたが、今回は既に国内で建築された「CLT」を用いた建物について少し紹介いたします。
数はまだまだ少ないのですが、日本各地で「CLT」の建物が建てられ、計画されています。
・北海道:2階建て研修施設 面積・143㎡
・福島県:2階建て集合住宅 面積・387㎡
・群馬県:平屋建て事務所 面積・ 52㎡
・岡山県:3階建て集合住宅 面積・281㎡
・高知県:3階建て社員寮 面積・267㎡(下の写真物件です)
・香川県:老人ホームのスロープに使用
・京都府:バス待合所 等々
北洲でも昨年、岩手県盛岡にオープンしたHOKUSHU THE HOUSESHOP MORIOKAに「CLT」を使用しています。宮城県では今後多賀城市に、2階建ての事務所が完成を控えているようです。日本では木造での建築が国の政策の一つとして推し進められています。そのひとつとして「CLT」は非常に有効と考えられ、今後どんどん増えていくことでしょう。木が持つぬくもりや暖かさを、住宅はもちろん、それ以外の建物でも実感できる機会が増えることになり、「CLT」が木造建築の世界を広げてくれると思っています。