家と暮らしのお役立ちコラム
注文住宅で後悔・失敗しない!家づくり成功のために気をつけるべきこととは?【エピソード23選】
この記事では家づくりにおいて、どのような点に気をつけるべきなのか、失敗事例・エピソードを交えつつ解説します。きっと多くの人にとって家づくりは初めての経験であり、わからないことが多くあるかと思います。いざ住み始めたあとに後悔・失敗することのないよう、どのような点を考慮して進めるべきなのか、事前に把握しておきましょう。
【この記事でご紹介するアンケートについて】
この記事では「失敗事例・エピソード」として2015年以降に戸建てを購入された方を対象に実施したアンケートをご紹介しています。このアンケートは北洲ハウジング以外のハウスメーカーで家を建てた方のコメントとなります。
- 調査期間:2019年10~11月
- 対象:2015年以降に新築戸建て物件を購入された方
- モニター:クラウドワークス登録ユーザー
注文住宅の失敗事例・エピソード
間取り・設計編
今回実施したアンケートにおいて失敗事例・エピソードとして多くの方が挙げていたのが、間取り・設計に関するものです。では早速ご紹介していきます。
収納スペースが足りない・使いづらい
失敗事例・エピソード「収納の数や配置をもっと考えればよかった」
実際に住んでみて、収納する場所が足りなかったり、収納があっても使い勝手が良くないことに気づきました。生活導線をしっかりイメージしたうえで、収納の数や配置を決めればよかったなと思います。
長崎県/30代女性(2015年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「収納家具で部屋が圧迫されてしまった」
引っ越しして家具を置いてみると、収納スペースが少なくモノを十分にしまうことができませんでした。モノを収納するための家具を置かざるを得ず、結果的に部屋が圧迫されてしまいました。
兵庫県/20代男性(2016年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
家の中をすっきり見せるためには、日々の生活のことを考え、使いやすい場所に収納スペースを配置していくことがポイントになります。
ウォークインクローゼットや押入収納、小屋裏収納やシューズクローク、ライブラリーコーナー、見せる壁面収納など、様々な収納プランがあります。
北洲ハウジングでは、お客様の暮らし方をお伺いしながら、建築士が適材適所の収納スペースをご提案していきます。
家事導線・生活導線をよく考慮し、どこに何を収納するのかを決めたうえで、必要な収納スペースを確保していきましょう。
電気スイッチ、コンセントの配置が使いづらい
失敗事例・エピソード「寝室の電気スイッチが使いにくい」
寝室の電気スイッチが扉が開いた状態だと扉の裏に隠れてしまうため、使いにくいです。間取り図上では気づくことができず、実際に家に住んでから気づきました。
北海道/30代女性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「コンセントの数が足りずに後悔」
コンセントが意外と重要であることに建てた後に気づきました。特にクローゼットのコンセントの数が足りず、後悔しています。
北海道/30代女性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「家具の配置換えがしづらい」
二階の部屋でテレビを見るためにテレビコンセントを各部屋一つずつ設置したのですが、家具の配置換えがしづらいことに気づきました。配置換えがしやすいよう、2ヶ所作っておけばよかったなと思います。
長野県/30代女性(2016年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
電気のスイッチやコンセントは日々使用するものなので「適切な場所に、適切な数を配置すること」がポイントです。
北洲ハウジングではインテリアコーディネーターが、使い勝手を考慮しながら、配線計画やコンセント位置をご提案しています。完成後の建売物件などではコンセント位置が決まってしまっていますが、注文住宅ではコンセントに至るまで打合せしながら決めていけます。
コンセントの場合、延長コードでタコ足配線をすると発熱・発火するリスクがあるので、配置をよく考えておきましょう。
■タコ足配線にしていませんか?
通常1つのコンセントの定格容量は15アンペアです。タコ足配線をすると,定格容量を超え,発熱して発火する危険が高くなります。
部屋ごとに必要となるコンセントの設置数の目安は以下の通りです。
冷暖房効率が良くない
失敗事例・エピソード「初めての冬を迎えて後悔」
二階に上がる際に家族が顔を合わせられること、そしてお洒落な点が気に入ってリビング階段を採用しましたが、初めての冬を迎えて後悔しました。エアコンをつけていても暖かい空気が全部階段上に行ってしまい寒く感じます。
兵庫県/30代女性(2018年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「扉・壁がなくエアコンの風が逃げてしまう」
リビング階段は開放感があっていいですが、扉・壁がないためエアコンの風が逃げてしまいます。扉をつけておけばよかったと後悔しています。
愛知県/30代男性(2016年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
家の暑さ・寒さ対策は、年間を通じて快適に過ごすためにはとても重要な要素です。「暖かい空気・冷えた空気が逃げないよう扉をつける」という方法もありますが、建物自体の断熱性・気密性を高めることで解決することができます。
実際、高断熱・高気密の北洲ハウジングで家を建てたオーナー様の中には「冬の時期にもかかわらず、半そで・裸足で過ごしている」という方もいらっしゃいます。
「どこにいても、家族の声や気配が感じられるのがいいですね。書斎や子供たちの勉強部屋も、扉で塞ぐスタイルにはしたくなかった。それでいて、どこにいても暖かい。この家に暮らすようになってから、主人は冬でも半袖に裸足で過ごしてるんですよ」
また、高断熱・高気密の住まいに全館空調システムを組み合せることで、「大きな吹き抜け」「オープンラウンジ」「スキップフロア」といった間取りであっても、家中どこでも快適に過ごすことができます。
▼全館空調システム「エアロテック」について詳しくはこちら
» 全館空調システム「エアロテック」とは?特徴について解説
庭・外構をあまり気にしていなかった
失敗事例・エピソード「外構に関する一切を後回しにしてしまった」
家づくりの打ち合わせで外構に関する一切を後回しにしてしまいました。その結果、新しい家に対して庭があまりにもみすぼらしくなってしまいました。
岡山県/30代男性(2015年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「塀と門扉を設ければよかった」
玄関ドアを開けると家の前の通りから家の中が丸見えになることに住み始めてから気づき、塀と門扉を設ければよかったなと後悔しました。
岡山県/30代男性(2015年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
家づくりのことを考える際、「建物に気を取られて外構まで気が回らなかった」というケースもあるようです。
家だけでなく敷地全体を設計していくことで、リビングと庭の一体感を高め、アウトドアリビングとして庭を活用できたり、室内から庭の景色を愉しむ暮らしができたりと、住まい方が劇的に変わります。
理想の暮らしの実現に向け、敷地と建物を一緒に設計することを意識しましょう。
▼北洲ハウジングの「建築化外構」について詳しくはこちら
» 建築化外構 – 北洲ハウジング
トイレやお風呂など水回り設備の配置に考慮が足りなかった
失敗事例・エピソード「トイレを気軽に利用しづらい」
トイレをリビングから繋がっているところに置いたため、音が気になって気軽に利用しづらいです。トイレを廊下につければよかったなと思いました。
岡山県/20代女性(2019年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「2階にも水道をつけておけば…」
ベランダに植木や鉢植えのお花を置いているので、水やりをする度に1階から水を運ぶ必要があります。また2階の窓や網戸の掃除をする時も不便なので、「2階にも水道をつけておけば便利だったのに」とつくづく感じています。
山口県/40代女性(2016年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「お風呂やトイレを使用する際に気を使います」
二世帯住宅に住んでいますが、お風呂場とトイレを義両親の部屋近くにおいてしまいました。彼らが寝ている遅い時間帯にお風呂やトイレを使用する際、いつも気を使います。
静岡県/40代女性(2016年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
キッチンやトイレ、お風呂など水回り設備の配置は、生活における利便性を考えるうえでとても大切です。
水回りの配置を考える際は、以下の点を心がけると良いでしょう。
- 水回り設備を一か所に集中させる
- 家事導線を考慮して設計する
- 居室との距離感を適度に保つ
土地選び編
土地選びも快適に暮らすためにはとても重要な要素となります。「スーパーやコンビニが近くにある」「小学校が近くにある」などアクセスの良さももちろん考慮すべきポイントですが、次にご紹介する体験談もあわせて参考にしてみましょう。
日当たりが悪い土地を選んでしまった
失敗事例・エピソード「日差しが全然入らない」
実際に住んでみたら隣接する家があまりも近すぎて日差しが全然入らないため、洗濯物が乾かずに困っています。
大阪府/30代女性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
日当たりの悪い部屋に住んだことのない方はなかなかイメージしづらいかもしれませんが、日当たりの良し悪しは住み心地に大きな影響を与えます。
土地を選ぶ際には、午前、午後と時間帯を変えて何度か現地に足を運んでみるのもよいでしょう。部分的または時間帯によって日当たりが悪い場合には、設計や間取りを工夫することで解消できる場合もあります。そのような視点でハウスメーカーに相談してから土地を決めることをおすすめします。
台風や大雨など、災害時に不安
失敗事例・エピソード「災害リスクも考慮すればよかった」
最近の自然災害の状況をみると、日当たりや周囲の雰囲気だけでなくハザードマップで災害リスクも考慮し、土地選びをすればよかったと後悔しています。
福井県/20代男性(2019年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「災害で大きな被害を受けました」
台風による河川の氾濫により床下浸水が発生し、我が家は大きな被害を受けました。
東京都/20代男性(2019年に住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
最近ニュースなどで大型台風や大雨などの自然災害が取り上げられているのを見たことがある方は少なくないかと思います。「土地選びをしているときはそこまで考慮していなかったものの、いざ災害のニュースを見聞きすると不安になってしまった」という方も多くいらっしゃるようです。
土地選びの際は、洪水や内水、津波などの災害リスクについても調べておきましょう。国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトでは、各自治体が作成したハザードマップを閲覧することができます。
ハウスメーカーの選び方、付き合い方編
ハウスメーカーは、家づくりにおいて欠かせないパートナーです。ここではハウスメーカーの選び方や付き合い方におけるポイントを体験談を交えつつご紹介します。
全体のスケジュールを把握するべきだった
失敗事例・エピソード「全体スケジュールをもっと把握しておけばよかった」
検討から入居までの全体スケジュールをもっと把握しておけばよかったと思いました。夫が忙しくて間取りやインテリアをゆっくり検討する時間が取れなかったので、忙しなくバタバタと決めることになりました。
福岡県/20代女性(2019年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「増税前に急いで決めました」
増税前で時間がなかったので、急いで決めました。ただ家は高い買い物なので、もう少し時間に余裕をもたせ、夫婦でよく話し合った上で決めればよかったと思います。
愛知県/20代女性(2018年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
注文住宅の場合、住宅の検討から住み始めるまでだいたい一年弱くらいかかります(建築会社や土地選び、プランの検討がどの程度スムーズに進むかによっても異なります)。家を購入する可能性のあるタイミングを事前に把握しておき、そこから逆算してハウスメーカー選びを進めることが大切です。
▼関連記事はこちら
» 家を買うならどのタイミング?住宅購入の適切な時期・年齢について解説【実例つき】
よく比較せずに決めてしまった
失敗事例・エピソード「もう少し落ち着いて比較・検討してもよかった」
他に気になっている会社があったのですが、住宅展示場へ見に行ったその日に契約を決めてしまいました。もう少し落ち着いて比較・検討してもよかったかなと思います。
福岡県/20代女性(2019年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
住宅展示場へ行くとたくさんのハウスメーカーがあって、なかなか一つに絞り込むのは大変ですよね。しかしハウスメーカーによって、外観デザインや耐震性、価格など強みや得意としている部分は異なります。
そのため、まずは家に対する要望を洗い出したうえで「それを実現してくれそうなハウスメーカーはどこか?」という観点で絞り込んでいくことが大切です。ある程度絞り込むことができたら、各メーカーが開催しているイベントに参加してみたり、見積もりを比較した上で、最終的にお願いするハウスメーカーを決めると良いでしょう。
▼関連記事はこちら
» 後悔しない、ハウスメーカーのおすすめの選び方とは?【住宅メーカー選びの決め手】
予算をオーバーしてしまった
失敗事例・エピソード「やりとりを重ねていくうちに当初の予算を300万オーバー」
土地の購入にお金がかかったので建物はなるべく安くしたかったのですが、あれをつけてこれをつけてなどやりとりを重ねていくうちに、当初の予算を300万オーバーしてしまいました。
神奈川県/40代女性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「予算を超えてしまい住宅ローンがきつくなってしまった」
注文住宅で一階にロフトを作ったりトイレやお風呂を二つ作ったりと、希望をどんどん適えるうちに当初の予定建築費用を大幅に超えてしまい、住宅ローンがきつくなってしまいました。
岐阜県/30代男性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
「実現したい住まい」と「予算」をどのように折り合いをつけるかはとても難しいもの。上記エピソードにあるように当初の予算をオーバーしてしまったことに対して言及している方がいらっしゃる一方で、次のように「もう少し予算をかけてでも実現するべきだった」という方もいます。ご家族やハウスメーカーの担当者とよく話し合いながら、取捨選択することが大切です。
失敗事例・エピソード「多少予算オーバーでも押入れを作るべきだった」
もともと和室は4畳半の予定でしたが、狭いと感じて6畳に変更しました。しかし「6畳+押入れ」となると予算オーバーになるため、押入れは諦めました。しかし住んでみるととても不便に感じ、多少予算オーバーでも押入れを作るべきだったなと思っています。
三重県/30代女性(2015年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
アフターサービスが弱い
失敗事例・エピソード「修理するまでに3ヶ月以上も」
家が建ってからしばらくして、窓ガラスに亀裂が入りました。工務店に連絡したところ無償で修理していただけるということで安心していたのですが、結局修理するまでに3ヶ月以上もかかってしまいました。もう少しアフターケアが丁寧なところに依頼すれば良かったです。
愛知県/20代女性(2017年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
失敗事例・エピソード「アフターケアに物足りなさを感じました」
家を建てるまでは良かったのですが、不具合があって呼んでもなかなか来てくれず、アフターケアに物足りなさを感じました。
群馬県/30代女性(2018年に注文住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません
アフターサービスがどの程度手厚いかは、ハウスメーカーによって異なります。例えば北洲ハウジングの場合は「30年保証・60年点検制度」などがあります。
構造体、防水、防蟻について、新築当初より10年保証、その後5年ごとの更新で最長30年保証となります。さらに、30年目まで合計9回(6ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年)の無償定期点検を実施し、31年以降60年目までは5年ごとに有償の点検サポートを行ないます。点検履歴データは、「住まいのカルテ」へ蓄積。また、日常のオーナー様ご自身によるメンテナンス方法などの情報も提供致します。
※2016年11月1日以降の新規ご契約物件で、かつ、当社の指定仕様を満たす長期優良認定住宅(新築)が対象となります。また、延長保証時に住まいを守るために必要な有償メンテナンス工事を行なっていただくことが条件となります。
建てた後もずっと快適に暮らし続けるために、アフターサービスも考慮したうえでハウスメーカーを選びましょう。
つまづきやすいポイントは先回りで解決!
この記事では注文住宅において多くの方が「失敗・後悔している」と感じているものをご紹介しました。あらかじめつまづきやすいポイントを把握しておくことで、後悔のない住まいを実現していきましょう。
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