家と暮らしのお役立ちコラム
住まいと健康の関連性についての実態調査報告【第一弾】オーナー様の健康調査から分かる、暖かい家に住むメリット
人生100年時代と言われますが、誰しもずっと、健康で楽しく、ご自宅で快適に暮らしたいとお考えのことでしょう。近年の研究・調査によると、『住環境を整えること』が様々な病気の予防、安眠、活気などにつながるとも言われています。
北洲ハウジングでは、住まいと健康の関係性を明らかにし、その重要性を広く発信していくために、オーナー様を対象に健康調査を実施しています。今回のコラムでは暖かい家に住むメリットを、オーナー様アンケートの結果をもとに、お伝えできればと思います。
ご自宅の健康性をチェックすることができる診断ツール
『CASBEE住まいの健康チェックリスト』
住まいのこんなお悩みはありませんか?
「冬場、足元がスース―して寒い」「毎朝、窓が結露して大変」「リビングの日当たりが悪い」「外の往来の騒音に悩まされる」など・・・せっかく家づくりを考えるなら、これらのお悩みすべてを解決して、ストレスなく暮らしたいものです。
そこで、まずご紹介したいのが、ご自宅の健康性をチェックすることができる診断ツールです。
『CASBEE(建築環境総合性能評価システム)健康チェックリスト』は、50項目の質問に答えることで、ご自身の住まいが健康にどのような影響を与えているのか、その要素をみつけることができるソフトです。
場所別、健康要素別の採点結果がレーダーチャートで出てくるため、ご自宅のどこに、どんな健康に影響を与える要素があるのかを見つけることができ、改善のきっかけを得ることができます。
『CASBEE健康チェックリスト』では、これまで全国5,000軒以上の居住者の回答を得るとともに、回答者自身および家族の健康状態についても尋ねているとのこと。その結果、総合スコアが高い住宅に住む人ほど主観的健康感が統計的に有意に高く、慢性疾患にかかる人の割合(有病率)が少なくなることがわかったということです。
こうしたことから、健康チェックリストのスコアを高めることが、居住者の健康改善につながる可能性があると考えられています。
北洲の住まい手健康調査、総合スコアは105点!
全国平均を大きく上回る結果に。
では、高断熱住宅に住んでいる皆さんの健康チェックリストのスコアはどういう結果なのでしょうか。
北洲ハウジングが設計施工した高断熱住宅(※1)の居住者67名を対象に行った調査では、CASBEE健康チェックリストの総合スコア平均は105点で、全国平均の91点を大きく上回る結果となりました。
※1 調査対象住宅の断熱性能は、次世代省エネルギー基準を上回る、主にHEAT20 G1グレード、G2グレードの断熱性を有する住宅。
調査にご協力くださった法政大学 川久保 俊教授はこのように話します。
「居住者の主観評価で14点も全国平均より上回っているのは特筆すべき点です。住めば都というように、性能の悪い家でもある程度人は満足してしまいますし、逆に理想が高くて性能が非常に高い家でも満足しない人もいます。過去に全国でこの調査を実施してきましたがどこでもおおよそ80~100点に収まります。居住者の平均点が100点を超える場合は良質な住宅を市場へ供給できていると考えていただいて差し支えないと思います。」
北洲ハウジングの新築住宅に移り住んで体調の変化は?
お客様アンケート結果から分かる暖かい家のメリット
もうひとつ、主観的健康感が高まったことを示すアンケート結果をご紹介したいと思います。
北洲ハウジングが設計施工した高断熱住宅の居住者を対象に行った別の調査では、下記のアンケートを実施しました。
Q. 北洲の家に移り住んでから、ご自身やご家族の体調面、健康面で
変化を感じたことがございましたらご記入ください
その結果、暖かい住まいが心や身体へ及ぼす影響について、実際に住まわれている方の実体験として、次のような回答が得られました。
引っ越してきてから、明らかに家族の幸せ感がとても増えていて
毎日明るく楽しい生活を送ることができている。
家族の会話も多く、ストレスフリーな毎日を送ることが出来ているので、
心身共に健康な毎日を送っている。
(栃木県・S様)
寒さを感じることが少なくなり、冬の風邪が減った。
(宮城県・O様)
冬に寒いと感じることがほぼなくなり、睡眠の質が向上しました。
朝も寝起きが良くなったと感じます。
(埼玉県・Y様)
気温差によるストレスを感じずに生活できることが嬉しい。産前は3人目にして初めて切迫早産にならずに出産まで自宅で過ごすことができた。Dr.からは切迫早産になるのは、冷えが一番良くないと言われていたため、暖かい家で過ごせたことも、切迫にならなかった要因の1つだと思っている。
産後は手伝いに来てくれた義母・実母(60代)が家中暖かくて感激していた。「久しぶりにこんなに手脚をのびのびさせてグッスリ眠れた」と言われ、嬉しかった。
(宮城県・S様)
アンケートではこのような回答を数多くいただきました。
私たちにとっても、『基本性能』を重視した家選びが、ご家族の暮らしの質を上げることをあらためて再認識する結果となりました。
断熱を追加するのは容易ではない
新築時の『基本性能』が、暮らしの質を向上させる!
以上のことからも分かるように、家自体の基本性能がいちばん重要なのは言うまでもありません。断熱はあとから容易に追加できませんし、長く暮らす場所だからこそ、数十年先まで見据えてつくる必要があるでしょう。断熱性・気密性の高い住まいは、暖房効率が良くエコで、部屋間の温度がなく健康的な生活を送ることができます。
断熱性・気密性のほかにも着目すべきポイントはいくつかあります。北洲ハウジングは、家づくりに重要な8つの基本性能を高めることで、より高いレベルでの快適性を実現しています。皆さまの暮らしの質を向上できるよう、これからもお手伝いさせていただきます。
https://www2.hokushu.net/feature
パッシブハウスとは?メリット・デメリットからパッシブ住宅の特徴を理解しよう
https://www.hokushuhousing.co.jp/column/12578/