設計開発者ブログ
【住宅エネルギー情報】 ④蓄電池の使い方
前回ご紹介した系統連系するタイプにおけるご家族のライフスタイルに合わせた3つのモードをご説明します。
使い方の1つ目は、経済優先モードです。夜間電力を使用し、深夜に蓄電システムへ電気を蓄えます。昼間から夜間などの電力ピーク時に、前日の夜間電力で蓄えた蓄電池からの電気を使用することで電力料金差を利用すると同時に、電力会社から購入する日中の電力量を抑制すること(ピークカット)ができ、契約電力を小さくすることができます。太陽電池で作った電気は売電にまわします。
(パナソニック 資料)
使い方の2つ目は、環境優先モードです。昼間は太陽電池で作った電気を使いながら、余った電気を蓄電池に充電。夜は、その蓄えた蓄電池の電気を使い、足りない分だけ電力会社から購入します。クリーンなエネルギーをできるだけ活用する自給自足型のモードです。
(パナソニック 資料)
そして3つ目に、蓄電優先モードです。停電時や災害に備えて、蓄電池を常に満充電状態に保ちます。平時には、蓄電池の電気は使いません。
(パナソニック資料)
今後蓄電池の使い方としては、環境優先モードになることが予想されます。
次回は、福島展示場に設置した蓄電池を紹介します。