設計開発者ブログ
【北洲基準の暖房:輻射暖房】3.暖房と採暖
暖房について、数回にわたり、北洲ハウジングの考え方(「北洲基準」)をご紹介いたします。
3.暖房と採暖
部屋の空気や壁の温度が低すぎると、人体から放熱する量が多くなります。
「暖房」は、放熱量をちょうど良いレベルに抑えるために空気や壁を暖めることです。
よって、「暖房」とは部屋を暖めることになります。
それとは異なり、「採暖」は、まさに体の一部を直接加熱することです。
しかし、身体全体としては熱を放出している状況です。
例えば、囲炉裏・火鉢にあたる、ストーブや電気ヒーターにあたる、炬燵に入る、などが、「採暖」です。
冬の寒い時期などに快適に暮らすためには、「採暖」ではなく「暖房」が必要です。