設計開発者ブログ
【北洲基準の暖房:輻射暖房】7.パネルヒーター・パネルラジエター
暖房について、数回にわたり、北洲ハウジングの考え方(「北洲基準」)をご紹介いたします。
7.パネルヒーター・パネルラジエター
パネルヒーター・パネルラジエターは、ともに温水を流して輻射暖房する機器で、熱伝導性が高いアルミ板と銅管で、より効率よく暖房パワーを広げます。
バルブの開け閉めで温水の流れる流量をコントロールし、温度調節が可能です。
温水の温もりを輻射熱と自然対流によって広め、お部屋の空気を汚さずに空間全体をやさしく暖めます。床暖房と同じく、室内の温度差を少なくでき、運転音が静かです。
輻射暖房ですので、温風でチリ・カビ・ダニを舞い上げることもなく、臭いの心配もなく健康的で、衛生的な暖房方式といえます。
低めの温度設定でも暖かく感じることができ、エネルギーを節約でき経済的な点もメリットです。
また、窓の下に設置することで、冬場窓付近で冷気を感じる負担を軽減してくれます。
機器は薄型・軽量・コンパクトで省スペース、インテリア性に優れたものもあり、機器の存在をデザインと捉え、部屋を美しくすることも可能です。
パネルヒーターとパネルラジエターの違いは、パネルヒーターは内部配管が銅と銅合金なので開放配管にも対応可能であること、一方パネルラジエターは鋼板製でシステム施工コストがかかりますが、耐久性が高い密閉配管システムであることです。
3月にオープンする宇都宮展示場では、暖房機器にパネルヒーターを採用しています。ぜひご来場してみて下さい。