設計開発者ブログ

【PEHプロジェクト】 ②エネルギー収支について ~その1~

エネルギーをプラスにするには、自家発電が絶対条件です。大半の人は自家発電と聞くと、太陽光発電を思い浮かべると思います。では、太陽光発電とは実際どのくらい発電するのでしょうか?意外と知られていないその実態を、実測データをもとに紹介させていただきます。

 

まずは一般的な話です。
太陽光の発電量は月別で見るとどのくらい発電されるものなのでしょうか?下記をご覧下さい。

 

発電量
※出典京セラ

 

様々な条件により総発電量は異なりますが、だいたいは上記のように3~5月が最も多く発電します。日差しの強い7~8月の方が多く発電しそうで意外です。これは、暑い(気温が高い)と、太陽光の発電効率が低下することが原因だと言われています。

 
 
では、太陽光1kWあたり1000kWh発電しますが、上記を踏まえ実測データは・・・

 

発電量2

 

だいたい予想通りの発電傾向となっていることが分かります。

 
 

さあ!いよいよ一年間の総発電量を見てみましょう。
国が定める基準にて算出した年間総発電量と、メーターカタログ値と実測値を比較してみたいと思います。

 

発電量3
※国基準・・・国のシミュレーションソフトによる
※カタログ値・・・メーカーカタログ

 

 

結果は、実測値が他の二つを大きく上回り、計算値より実測値の方が多く発電するということが証明されました。ちなみにプラスのエネルギー量14293kWhを売電換算すると、1KWh=35円とした場合、14293kWh×35円/kWh=5,00,255円。約50万円の収入を太陽光発電だけで得ていることになります。
※太陽光搭載量約11kW。地域等の条件により今回のような結果にならないこともあります。

 
では、次回は総消費量と比較し、
どのくらいプラスになるのかを、実測データをもとに検証したいと思います。

 


 

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