設計開発者ブログ
【プレミアム・パッシブ・ハウス -PPH-】 ⑯建築化外構について
戸建住宅にはマンションと異なり庭があります。
庭を持つ喜びと快適さをもっと向上させる事ができないか?と常に考えます。日本の住宅敷地の状況を考えると決して眺望の良い土地ばかりではありません。大きな開口を設けて庭の自然を室内に取り込みたい、しかし、近隣の視線は遮断したい・・・といったところでしょうか?どうしても矛盾が発生していまいます。今回は視線をある程度遮断出来るように背の高い塀を設け、軒下という曖昧な空間をつくり、庭と室内を緩やかに繋げました。
建築でつくる屋外空間(建築化外構)は庭にでて過ごす機会を増やします。夜は室内照度を落とし庭の樹木をライトアップすれば、カーテンレスで庭の景色も愉しめます。自然と触れ合う事も住宅の快適要素の一つと言えるのではないでしょうか。